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商品を知る|刷毛目塗りの特徴と商品

漆を塗ると、表面には刷毛を動かした跡が生まれます。刷毛目塗りは、その跡を消すのではなく、器の表情として生かす技法です。表面に走る線と細かな凹凸は、光の当たり方によって見え方を変えます。自由な模様のように見えても、目指すのは、よれずにまっすぐ通った均一な刷毛目。一本の線をフリーハンドで引き切る、緊張感のある仕事です。

まっすぐな線を、フリーハンドで引き切る

線の幅や強さ、刷毛目の高さは、刷毛を動かす方向や速さ、力加減、漆の粘度や量によって変わります。一点ずつ刷毛の動きが表れるため、手仕事の印象を感じやすい仕上げです。
よい刷毛目について、職人は「刷毛の筋が一直線に引かれ、よれていないこと」と話します。
最も難しいのは、手で引いた線を均一に見せることです。定規を当てるのではなく、フリーハンドで刷毛をまっすぐ通します。刷毛目を残す技法だからこそ、一度の動きがそのまま仕上がりに表れます。

途中から塗り直しにくい理由

刷毛目塗りには、粘りのある漆を使います。時間が経つにつれて漆が固くなり、刷毛筋も残るため、途中から部分的に塗り直すことが難しい塗り方です。
器の形によっても刷毛の動かし方は変わります。お椀のような形は比較的刷毛を通しやすい一方、大きな器ほど難度が上がります。なかでも大きな平皿は、広い面に刷毛をまっすぐ通す必要があり、職人が難しいと感じる形です。

日常で気兼ねなく使いやすい

表面に細かな凹凸があるため、日常使いで生じる細かな傷が目立ちにくいことも特徴です。真塗りよりもカジュアルな印象で、日々の食卓に取り入れやすいです。

初めて選ぶなら、まずは日常で出番の多い形から考えてみてください。汁ものや副菜に使う椀、朝食や取り皿に使う平皿、食卓のアクセントになる小さなトレーなど、用途に合う器は自然と手に取る回数も増えます。

商品ページでは、サイズ、容量、素材、食洗機への対応を商品ごとに確認してください。色だけでなく、刷毛目の線が器の形にどう沿っているか、料理を盛ったときにどのような背景になるかも選ぶ手がかりになります。