
スタッフレビュー VOL.2 色拭き漆椀
スタッフが実際に漆琳堂のうつわを使ってみた様子をご紹介するコラムです。ぜひうつわ選びのご参考にしていただけますと幸いです。
【VOL.2は色拭き漆椀編】
使ってみて、色拭き漆椀は「毎日使うたびにどんどん好きになるお椀」だと感じています。スタッフはまだまだ漆器初心者なのですが、うつわに愛着を持つという感覚を初めて体験できたお椀でした。
長く愛着を持って、育てるような。そんなお椀。
では、詳しいレビューをご紹介していきます!

■まずは色拭き漆椀のサイズなど詳細情報について
・素材 天然木(ミズメザクラ)
・重さ 約84g
・容量 300ml(適量160~180ml)
・仕様 漆塗装
・色 黒、灰、赤、黄の4色展開
大きさは4寸で基本のお椀のサイズ。
毎日の汁椀、飯碗にちょうど良い万能な大きさです。

POINT1
【色拭き漆ならではの木目が愛おしい】
透明感のある生漆を塗っては布で拭き取る作業を何度も繰り返し、木目を魅せる「拭き漆」という伝統技法を用いています。この技法は手間がかかりますが、漆の質感と木の風合いの両方を活かすことができます。漆の下に透けて見える木目が愛おしい。

POINT2
【経年変化を楽しむ、育てるうつわ】
漆は経年変化を重ねる素材。色拭き漆椀ではその移ろいを楽しんでいただくことができます。
まずは手触り。初めは漆特有のしっとりとした手に吸い付くような質感から始まり、段々とサラサラ、すべすべとした手触りに変わります。毎日、撫でたくなるような心地よい手触りに。
また、使う度に段々と漆の色合いが明るくなり、木の木目がより鮮明に見えてくるようになります。
だんだんと表情を変えていくうつわに愛着が増していきます。

福井の名物、おろしそばを盛り付けてみました。
漆が上質な雰囲気を演出しながら、拭き漆なので重たくなく、食卓に寄り添ってくれます。

\スタッフレビューVOL.2 色拭き漆椀編まとめ/
★使いやすい基本のお椀のサイズ
★木と漆の風合いを楽しめる拭き漆のお椀
★経年変化を楽しむ、育てるお椀
日々のうつわに愛情を持つと毎日の食卓がより楽しくなりそうです。
お手入れは中性洗剤と食器用スポンジでOK。紫外線にできるだけ当たらない場所で保管すると美しい状態で長く使用することができます。
傷や痛みが気になる際には漆琳堂に修理のご相談をいただけます。
黄色やグレーはなかなか他にはない色ですが、和のテイストを感じる色味なのでお料理に合わせやすく使いやすいですよ◎贈りものにもおすすめ(^^)
最後までお読みくださりありがとうございました。